中野松露の国産トリュフを「幻の国産トリュフ」と表現して下さる事があります。
照れくさい気もしますが、とても光栄な事です。
「幻」という言葉は決して過言ではないからです。
日の出から日の入りまでずっと、そこに埋まっているかどうかも分からない、見えないものを探しています。
何も採れない日も少なくはありません。
今年は例年に比べて国産トリュフの発生は少なめです。
全国的なナラ枯れや、イノシシによる場荒れの影響も大きいですし、熟成過程でのロスも多く出てしまいます。
こうして、選び抜かれた国産トリュフだけが、使って頂けるお店への切符を手にします。
この時期の香りは格別で、最高です。
素敵なひと皿に添えて頂ける事に喜びを感じると共に、ご期待に応えられる様、今日も「幻」の黒い塊を探し続けます。
中野松露